鈍く漆黒にボディに魂を持って行かれた男です、ドギャーンw
さてさて今回アジャイルメディアネットワークさん、lenovoさんのご厚意によりThinkPad X100eをお借りすることができました。 低価格ながらもThinkPadの名を冠すX100e、ネットブックと比較されがちですが実際その性能そしてなぜThinkPadシリーズの名を与えられたのか? その疑問についてレビューしていきます。
もくじ
Good!
- ThinkPadはやはりThinkPadだった!
ユーザーから根強い人気を持つThinkPadシリーズ、使い手の事を第一に考えられたそのコンセプトはX100eでもなんら変わることはなし! 軽量かつ打ちやすい防滴キーボード、そしてThinkPadの代名詞ともいえるTrackPointなどモバイルユーザーのニーズに応え進化し続けたスタイルは堅牢鉄板。
実際に数週間使ってみましたがトータルバランスがで充実したノートPCだなと痛感しました。 カタログ上では解らないが使って見て初めて配慮に富んだ細かな良さがユーザーに伝わるのがThinkPadブランドなんですね。 - CPUの非力さをほとんど感じない!
搭載CPUのAthlon Neoはネットブックに搭載されているAtomと似たレベルなのですが、実際に使ってみるともっさり感よどこ吹く風よ、5万円台のノートPCを使っている感覚が皆無になります。しかもカスタマイズによりCPUがデュアルコアに変更可能だったりとコストパフォーマンスの良さはピカイチです - HD動画もなんなく再生!
再生プレイヤー:WindowsMedia Player 11
再生動画:720P動画(1280×720 H.264)→OK
1080P動画(1920×1080 Mpeg2)→多少コマ落ちしながらも結構スムーズに再生グラフィックにRADEON3200搭載しているだけあって普通にHD動画再生しちゃいます!
ちなみにRADEON3200にはHD再生支援機能が内蔵されている為非力なCPUでもHD動画がなんなく再生できるんです。また以前にレビューしたネットブックでは視聴に耐えなかった、YoutubeなどのHD動画ストリーミング再生も難なくこなす恐ろしいマシンです(youtube 720P 動画再生時)
ThinkPad X100eが一般的なIntel系ネットブックと一線を画すのがまさにグラフィックパワー!! これからHD動画を見る機会が増えていく中これは大きなアドバンテージですよっ!!
「ThinkPad」と 「ネットブック」 をスペック比較してみる
Lenovo ThinkPad X100e 私的比較 | ||
モデル | ThinkPad X100e | Mini 210 Vivienne Tam Edition |
CPU | Athlon Neo (1.6 GHz TDP15W) | Atom N450 (1.66 GHz TDP5.5W) |
チップセット | AMD M780G with ATI Radeon HD 3200 graphics | Intel NM10 Express Chipset |
搭載メモリ | 最大4GB(カスタマイズによる選択) | 2GB |
無線LAN | 搭載可能(カスタマイズによる選択) | IEEE802.11b/g/n、WiFi準拠 |
画面解像度 | 1,366×768 | 1,366×768/最大1,677万色(Directplusモデル) |
ポインティングデバイス | ウルトラナビ(TrackPoint+タッチパッド(マルチタッチ対応)) | マルチタッチジェスチャー対応クリックパッド |
重さ | 約1.3kg | 約 1.18 kg |
バッテリー駆動時間 | 約2時間(標準の3セルバッテリ使用時) | 約4.25時間(標準の3セルバッテリ使用時) |
こうしてみると消費電力やメモリの以外さほど差を感じませんが実際に使うと結構別PCな感じがします、グラフィックチップによる恩恵って結構強大ですねw
この性能が6万以下で購入可能だなんてなんて世の中になったものだ・・
Bad!
- 液晶モニタの質がイマイチ
最も残念だったのが液晶モニタの発色の悪さ、CGなんかを見ると色飛びしているのが明らかにわかります。
たとえば下の画像では肌色とほほに微妙に赤みがかった肌色なのですが、ThinkPad X100eで見ると全体的に青っぽい色で肌色の柔らかな感じがなくなっています。馴れてしまえば気にならないし、そもそも液晶というモノ自体製品によって色の発色がバラバラですから仕様と言えば仕様なんですが、折角の消費電力の少ないLEDバックライトを使った液晶なのにこの発色は非常に残念でなりません。(実はLEDバックライトが原因かもしれませんがw)
- バッテリー駆動時間は短い
やはり標準バッテリーで2時間しか駆動しないのはいささか不安です・・・・せめて倍の4時間持ってくれれば良いのですが。
でもThinkPad X100eのCPUはネットブックに搭載されているAtomと比べると消費電力が2.7倍、結果バッテリー駆動時間が1/2ぐらいになるのは当然なんです。 このあたりは動画再生機能をとるかバッテリーの持ち時間をとるかで判断の分かれるところ、ちなみにオプションの6セルバッテリーでは5時間駆動するようなので「動画も駆動時間もほしぃぃ!」な欲張りさん(含む自分)はオプション購入しておいた方がよさそうです。
lenovo ThinkPad X100eギャラリー
Comment
- ネットブックじゃないよ!ThinkPadだよ!
ThinkPad X100eはスペックをパッと見ネットブックと同列で語られがちですが使用感は結構異なります。
lenovoには別ブランドとしてデザイン重視のideapadがありAtom搭載のネットブックidapadも販売しているのですが、このモデルはThinkPadブランドでのリリース、そこにはThinkPadブランドの名に恥じない性能と快適感が伴ってるが故のリリースなのではないかと感じました。
参考記事→lenovo ideapad S10-2 レビュー:デザイン編 lenovo ideapad S10-2 レビュー:使ってみた編
「ネットブック? No!それは lenovo 【ThinkPad X100e】」への0件のフィードバック