アナログとデジタルの狭間

正直、音楽って物は人間にとって切っても切れない存在と思います ボク自身楽曲を作ったり演奏したりは出来ませんけれども、 音楽無ければ今の自分が無いんじゃないか?ってぐらい重要で、 音楽は心の薬なのかなぁと感じています。

さてそんな音楽なんですが、近年凄まじい勢いで環境が変化しています。 楽曲はパソコンや携帯でダウンロード、携帯音楽プレーヤーに数百曲入れられたりと 少し前のCD、カセットテープ世代にはとても考えられない時代です。

しかしながらそんな変化のさなか失われつつある物があるんじゃないだろうか? 中学や高校の時は金銭的に余裕がなくてCDやテープは非常に高価でした。 しかしそんな状況で買ったCDなんかは大切な宝物で、CDなのにすり切れるんじゃないかって思うほど聞いていたし、買ったら数ヶ月はずーっと聞き続けた物でした。

シングルカットされた曲が聴きたくて買ったアルバムはその曲以外の曲よくって得した気持ちになったり、空気のように一日中流してたらいつの間にか凄くお気に入りになったりとか、思い出を語り始めたらきりがありません。

昔はパソコンでCD作成なんて出来ない時代でしたから、 買ったり借りたCDをカセットテープに落としマイベストテープを作るなんてのは定番中の定番。 今みたく簡単に作れませんでしたから(一曲コピーするのに同等の時間がかかる)、

「ここでA面終わるから、時間とテーマを考えて~」 「この曲は一番最後だろ、もうこれ以外このテープの〆は考えられない」 「テープの時間足りない、どの曲省こうかな・・・・」 「どんな順番で録音するか・・・なんだか曲で告白してるみたいだよなぁ~」 そんなことを考えながら大量の時間と労力をテープに詰め込んだ物でした。

友達や好きだったあの娘とのマイベストテープの交換、 手書きで書かれたカセットレーベル。 そこには確かに当時の僕たちの想いがこもっていたに違いありません。

今の音楽は確かに便利で夢も沢山詰まっているのですが、 カセットなどのアナログデバイスには雪のように人の想いが積もっていたのだなぁと感傷的になる今日この頃でした。

アナログとデジタルの狭間」への0件のフィードバック

  1. SECRET: 0
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    そうそう!
    昔のCDには1曲ごとに時間が書いてあって、一生懸命計算した。
    親切なレンタル屋は、推奨するA面B面の時間を書いてあった
    レーベルの書き込みには気合いを入れて綺麗な書体で書いてました。もちろん書き易いペンはこの為に購入済み(笑)
    器用なヤツはワープロで改行や文字サイズを工夫し、綺麗に打ち出したりしたもんだ。
    そんなカセットテープ。もちろん愛着がわくし、伸びたり、くしゃくしゃになったりした時はすごい哀しかった。
    無音をなくす為に録音タイミング変えたりしませんでした?

  2. SECRET: 0
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    想いっていろんな所に詰まってるもんですよねぇ
    時間計算はタイミングズラしは無論、無音時間を極限まですり減らすべくいろんな努力してましたよぉ~
    A面からB面への無音時間は30秒以内とか自分ルール作ってたりもしてました。

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